沖縄料理の地理的な関係による特徴

okinawa01私自身、沖縄が日本に返還されてから生まれた世代でありますが、しかし国土や法律の所属に関係なく、沖縄という土地は古来からの「琉球」という土地であり続けているのではなかろうか、と感じます。

さまざまな分野で沖縄は独自の文化を形成していますが、沖縄料理はとくに古来と近代の文化が混雑しており、中々興味深いことになっていると思います。
よく言われることですが、沖縄には豚肉料理が多いです。肉食を禁じた本州の文化より、海路から交流しやすい大陸や南国の食事文化に影響を受けた結果なのでしょうね。
淡泊なものが多い本土の料理より、油っぽいものがやや多めなのもそのあたりを感じさせます。

近代では明治以降、さらに戦後の影響で沖縄料理はさらに変化した印象を覚えます。
現在でもアメリカ軍が駐屯していることから、沖縄はそれまでの大陸からの影響に含めて、アメリカの近代的な工業生産品の食糧を使った料理も発展しました。

とくにスパム缶ことランチョンミートは保存が効く豚肉ということで、元々塩漬け豚肉を常用していた沖縄料理にとって、かなりアレンジしやすかったんじゃないかと思います。これはものすごい個人的見解ですが、もしかしたら世界で一番美味しくてレパートリーが豊富なスパム料理を作れるのは沖縄料理かも……。

かつての琉球文化が急速に失われていることが叫ばれる沖縄文化ですが、少なくとも料理という点で見れば昔から大変グローバルな文化であったことが伺われるので、なんとなくこういう所は個人として見習いたいところだと思いますね。沖縄料理