命をつないてくださった運送会社の皆さん

忘れもしない2011年の3月11日、東日本大震災で私の福島にある実家は被災しました。
この東日本大震災の時、私たち家族はどんなに運送会社の方に助けられたか分かりません。震災直後から、実家の周辺は物資が不足し、食料を買うことも、水を買うことも難しくなっていきました。家の全壊は免れたようですが、ライフラインはストップし、水もガスも、電気も止まってしまったそうです。年老いて買い物もままならない両親のことが心配でたまりませんでした。

東京に住んでいる私が出来ることは、お餅のような、あまり水を使わなくても食べることが出来る食料や、お風呂に入れない両親が身体を拭けるような介護用の身体を拭くウェットティッシュ、ペットボトル入りの水などを送ることでした。最初は運送会社の方も「荷物が無事に届くか分からない」とおっしゃっていました。ところが、一週間もしないうちに、荷物を届けてくださるようになったのです。まだまだ寒い東北の3月の時に、食べ物が入った荷物が届くことがどんなに心強かったか分かりません。現地に行くことが出来ない私や小さい子どもたちの想いを、運送会社の方々に荷物に託して運んでいただいたことは、私たちは一生忘れないことでしょう。